クリエイターにこそ見て欲しい!「THE FIRST」に学ぶチームで最高の創作をするためのTipsとは?

2021年10月31日J-POP

最近コンテンツが多過ぎて、かなり話題になってるものでもない限り、映像作品なりラジオなり、大体ゲームやりながら耳で聞いてる感じです。
先月からガルプラを毎週観ており、最新話を待つ間が手持ち無沙汰だったので、なんとなく「THE FIRST」を観始めたのですが、当初はあまり期待しておらず、そんな感じで流し見してました…
が、途中で「あれ?これ面白いぞ」って、本腰入れて観なきゃって気持ちにさせられたのが本稿で言及する「クリエイティブ審査」です!(THE FIRSTの概要については以前の記事をご参照下さい。)

このクリエイティブ審査、音楽を制作する方はもちろんのこと、あらゆるクリエイションをする人にとって多くのヒントに満ちています!特にチームで何かをする方には、非常に多くの気付きがあると思いますので是非!
(本稿で言及しているのはHuluで配信中の8話のみとなっています。短縮版がYoutubeに上がっているので、気になった方はチェックしてみて下さい!!)

オリジナル楽曲のプリプロ風景

「クリエイティブ審査」とは簡単に言ってしまえば、オリジナル楽曲の制作が課題の審査で、3チームに分かれて10日間で楽曲を制作し、そのクオリティを競うというものでした。
トラックは番組で用意されているものの、それ以外の全て、歌詞・メロディー・ラップをメンバー自身が考案します。
また10日目にはそれをステージで披露するので、コレオグラフも自分たちで行い、練習するという相当にハードなものでした。
まず他人が楽曲をゼロから作り、それをステージで披露できるまで仕上げる、といった過程をしっかり見たことがなかったので、それだけでも十分に見応えがあったのですが、何より興味深かったのがリーダーによって、上手くいくチームと上手くいかないチーム、はっきりと明暗が別れた所です。

上手くいったチームの共通点

オーディション番組におけるチーム作業って、本当に就活のグループワークを思い出しますよね。メンバー同士、全員が初対面でどう打ち解けていけばいいか分からない感じ。
競争相手でもありチームメイトでもあるという距離感が絶妙に難しく、誰かが仕切りだすのを待つか、それとも自分が出るか、空気をとにかく読むという…
このクリエイティブ審査までに候補生は15名まで絞られており、そこから5人一組の3チームに分かれたのですが、初めからスムーズに作曲作業に移っていけたチームは、決まって必ずリーダーを立てていました。
このリーダーの能力によって、チームの空気が全く違っていたのが非常に興味深かったので、それについて語っていきたいと思います。

ムードメーカーが前身を促していたチームA

チームAは経験者が多く、また平均年齢も高かったため、他チームに比べてグループワークのハードルは低かったという印象です。また、作曲経験者のマナト、ダンスの世界大会で4度の優勝経験があるソウタがいたため、クリエイトのイニシアチブが誰にあるかが凄く分かりやすかったように思います。
そんなレベルの高いチームAだからこそ、まとめ役として適任だったのが、ムードメーカーのレオでした。
レオは基本的にはひょうきんものですが、人懐っこい可愛げと、思慮深さのある人物で、「THE FIRST」では、いつも笑いの中心にいました。
コミュ力がバリ高の彼がリーダーだったからこそ、チーム内における風通しが良かったし、能力値が高いメンバーをまとめられたのだと思います。

曲のアイデアを率先して出すリーダー レオ

メンバーそれぞれの個性を引き出したチームC

チームCは年齢も個性もバラバラなチームで、最も不安視されていたし、また意外性という点で最も期待もされていました。年少ラインである中学生のメンバー2人とダンス未経験のメンバー1人を引っ張って、10日間でどこまでクオリティの高いものを作れるか。
チームCの中心となったのは、作曲経験者かつ番組最年長のショウタです。視野も懐も広い彼は年齢・経験で分け隔てることなく、全メンバーの個性を最大限に活かすことに注力し、アイデアを積極的に採用しました。
SKY-HIはこの方針を、自身が番組の指針として打ち出した「何よりもクオリティを優先する"クリエイティブ・ファースト"」そのものであると評価し、チームCを「THE FIRST」を体現するチームだと大絶賛していました。

チームCのパフォーマンスにブチ上がっているSKY-HI

リーダーがいなかったチームB

チームBは2次審査で1位だったラン、3次審査で1位だったリュウヘイがいたこともあり、どちらかというと期待されていたチームだったのですが、終始悪いムードを拭えなかったという印象です。
チームBはリーダーをあえて決めませんでした。イニシアチブを握ることを期待された作曲経験者のシュンスケが遠慮がちだったためです。
結局、積極的にアイデアを出していたリョウキを中心にチームBの方向性は固まっていくのですが、他のメンバーは完全に納得しているわけではないので、クオリティは必然と下がります。
チームBの雰囲気を見て、外部からの助力が必要と考えたSKY-HIは各メンバーと面談をしました。その時にアドバイスとして伝えた内容が、チームワークを改善するTipsとしてとても金言だったため、紹介したいと思います。以下はチームを引っ張ろうと一人で突っ走ってしまったリョウキに対しての助言です。

「誰かを頼るっていうのは、頼られる側にとっては信頼されているってことになるから」
「甘えるっていうのも思いやりだから」
「よく「マネージャーに惚れられてないアーティストは売れない」とか言うけど」
「近くにいる人間を惚れさせる力っていうのは必要で」
「最初に君がこの場合惚れさせるべきはチームメイトだと思うんだよね」

「THE FIRST」8話 SKY-HIの発言

周囲とのギャップに苦しんでいる人に非常に響くのではと思います。他のメンバーとの対談もなかなかに含蓄に溢れたものでしたので、気になる方はチェックしてみてください。(→該当箇所 14:24~ https://youtu.be/A2-BPm919Eg?t=864

SKY-HIの助言を受けて、チームBは何とか立て直していくのですが、元々順調だった他チームとの差を埋めることはできず、審査結果としては水を空けられる形となってしまいました。

オーディションを通してパフォーマンス、マインドどちらも成長したリョウキ

クリエイティブの根幹にあるもの

各チームによって、過程も結果も様々でした。ただ一つ浮き彫りにしていたのは、メンバーのクリエイティビティを活かすも殺すも、全てはリーダー次第という普遍的な事実です。ありがちなまとめで申し訳ないのですが汗
ただ、それが音楽のクオリティという結果に如実に現れていたのがとても面白かったです。是非、メンバーの葛藤も踏まえて出来た楽曲を聴いてみてください。曲からチームの空気感や、個性が伝わってきて感動します。

候補生たちは、楽曲の共同制作をするのはこの審査が初めてだそうですが、その作っている様子が本当に楽しそうで!
トラックを聴きながらみんなで適当に歌ってメロディーを出し合ったり、曲構成や熱い展開を考えたりするのを見て、幸せな気持ちになりました。自分も曲を作りたくなっちゃいました。
彼らの姿は、何かをクリエイトすることの根源は喜びであることを伝えていました。だからこそ何らかの制作をしていて、それが少し行き詰まっている人に見て欲しいなと思いましたし、自分もブログが書けなくなったりした時に見返せるよう本稿を書きました。

彼らの存在を伝えることで、思い悩むどなたかの助けになれたならと願わんばかりです!

Posted by hiro