オーディション番組の基準を変えた!「THE FIRST」は一体何が違ったのか?

2021年10月31日J-POP

「THE FIRST」マジで面白かった

当ブログの筆者は大のヒップホップ 好きであり、また同時に結構なKポヲタでもあります。
そんな私ゆえに、邦楽が何故K-POPほど世界で受け入れられないのか、ということはよく考えます。
ただのリスナーの分際である私がそんな事を考えるくらいです、当然第一線で活躍するアーティストが同じような危機感を抱いてない筈がなかった。
SKY-HIこと日高光啓が2020年末より準備し、今年の4月になって満を辞して世界に提示した「THE FIRST」というプロジェクトにブチかまされました。

「THE FIRST」は、”世界に通用するボーイズグループを作る”という目的のため、SKY-HIが発起人となり立ち上げた俗にいうオーディション番組です。
募集要項は13歳〜25歳の"どこの事務所にも属していない"ボーイズ。集められた候補生の中から、最終的にBMSGからデビューさせる新グループのメンバーを審査するというものです。

この番組、1話あたり長い物だと1時間半くらいあって、全20話という結構なボリュームだったのですが、面白くて一気見しちゃいました。候補生たちのポテンシャルが高かったことも目を離せなかった理由の一つですが、何よりも一流のパフォーマンスグループを作り上げんとするプログラムとして、めちゃくちゃ見応えがありました。
現時点での日本で考え得る最高峰なんじゃないかと思えるほど環境が整ってたんです。

三次審査を通過した15名のみが参加できる強化合宿の施設

本番組では課題曲を与え、そのパフォーマンスを見る”課題曲審査”、候補生自身にオリジナル楽曲を制作させる”クリエイティブ審査”という2種の審査があります。その内、課題曲審査のために用意された楽曲が豪華製作陣により手掛けられていました。

SKY-HIのほかMATZ、Matt Cab、Chaki Zulu、sty、SUNNY BOY、Taku⭐︎Takahashiという面々。詳しいディスコグラフィーは省きますが、共通しているのはグローバル規格のサウンドデザインが出来るという点で、近年のJ-POPのクオリティを底上げしてきた人達です。この中の何人かは実際に候補生たちの練習風景を見て、アドバイスもしてました。
また課題曲のコレオグラフをs**t kingzという、多くのヒット曲の振り付けを手掛けてきたパフォーマンスチームが担当しており、ダンスに精通したメンバーは皆、大興奮してました。

トレーナー陣も優れた人材が揃ってました。四次審査から1ヶ月の合宿に入るのですが、そこではダンスのトレーナーが1人、ボーカルのトレーナーが2人おり、基礎から教え込みます。そのトレーナー陣の指導ぶりが卓越していて、特に佐藤涼子先生(通称りょんりょん先生)という方の歌唱指導は、候補生毎に全くアドバイスが違い、全ての候補生が明らかに伸びていたので驚かされました。調べてみると、りょんりょん先生はミスチルの桜井さんがB’zの稲葉さんに勧めるレベルの人らしく、情熱大陸でも特集されてたみたいです。またSKY-HIも全てのレッスンに同席し、パフォーマーとしての的確なアドバイスで、最良のトレーナーぶりを発揮してました。

審査時のステージにも目を見張るものがあります。各課題曲毎に、披露するステージが変わるのですが、それがどんどんと豪華になっていきます。その規模が、個人的には虹プロを超えてるんじゃ無いかってレベルでした。SKY-HIは本番組のために自腹で1億円出資したとのことですが、合宿最終審査のフェス会場みたいなとこ、あれいくら掛かってるんだろ…

合宿最終審査「To The First」を披露したステージ

「The First」が育成プログラムとして、何が素晴らしかったかって一言で言えば、とにかく「モチベーションを上げる」要素に満ちてたってことなんです。最高のトレーナーに、効果的なレッスン、第一線で活躍するコンポーザーの課題曲、徐々に豪華になるステージ。審査時にはSKY-HIの盟友たちがゲストとして駆けつけ、音楽界で活躍するアーティストにパフォーマンスを見られることもありました。そういった関わりも候補生たちをやる気にさせていたと思います。
そんな本番組の中で、彼らの闘志に最も火を付けていたのは、オリジナル楽曲を制作させる「クリエイティブ審査」でした。この審査がめちゃくちゃ面白かったので、次回はそこに焦点を当てて語っていきます!

Posted by hiro